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コンピュータが劇的に進化してきた昨今においては、家電製品、自動車、プラント、飛行機、ロケット、ロボット等、ありとあらゆる電気の通っているものは、何らかの「制御」が稼動していると言われています。制御は、モノに「自動化」という機能を与え、今のより良い社会や暮らしの支えになっています。当社は、様々な分野で制御の高度化をお手伝いし、環境負荷低減や高効率化、そして省エネ化を実現しています。

 

装置産業セクター(石油精製・石油化学・製鉄・紙パ・電力・セメント) 日本の産業を支える装置産業では、日々制御や自動化の精緻化に関する研究開発が行われています。当社は、制御性能評価と制御設計を統合化した世界初の技術を開発し、装置産業界の省エネ化と安全化に大きく貢献しています。
プラントは、常に原料銘柄や天候の変化や季節変動、さらには機器トラブル等とも戦いながら、24時間安全に自動制御されなければなりません。安全性、安定性、効率性を左右する制御器のチューニングやリエンジニアリングを通して、劇的なプラント操業の改善をお客様に提供しています。
プロセス制御最適化プログラム

 

自動車セクター 今や自動車における制御は必要不可欠になっており、その証拠として自動車制御を司るECU(Electronic Control Unit)も、年々搭載される数が増え続け、まさに走るコンピュータになっています。エンジン制御はもちろんのこと、ブレーキやステアリング、車両姿勢制御等も制御の対象となっており、さらには、ボディ系といわれるライトやドア、シートなども制御され始めています。とくに、エンジン周りの制御ロジックは、直接的に燃費やレスポンスに影響するため、非常に重要です。当社は、多変数最適制御の枠組みで、低燃費化や高レスポンス化を実現する制御系を開発しています。

 

ロボットセクター ロボット産業は、工場ラインの自動化に加え、高齢化社会に向けた福祉の影響もあり、近年大きく拡大してきました。ロボットを正確に、そして安全に動かすには、「計測」と「制御」の両面の高度化が求められています。計測は、まさにセンシングのことで、最近では筋電位やカメラを用いたものも多く出現しています。制御は、外界からの外乱に負けない、頑健なものが求められます。ロボット等におけるモーションコントロールの制御系設計は、当社の最も得意とする領域の一つであり、今後到来する安心・安全なロボット社会の創出に貢献しています。

 (写真:エスペック社提供「恒温恒湿器(プラチナスKシリーズ)」)

事例: 恒温恒湿器の省エネ制御機能の受託開発(エスペック社殿) エスペック株式会社では、主力製品の一つである環境試験器の省エネ化と制御性能向上化に向けた取組みに着手。制御の高度化によって省エネ化を図り、更にメンテナンスに掛かる労力を削減することが目的。この取組みの中で、当社は制御ストラテジーの開発を協力し、約40%の大幅な使用エネルギー削減効果を得る制御系を実現しました。更に、過渡特性を含む制御応答を、動的非干渉化技術によって効率化し、制御性能の向上も達成しました。

環境試験器は、槽内の温度と湿度を高精度に保持する装置で、バイオ、製薬、機械装置、自動車等の幅広い分野における製品開発・性能試験を強力にサポートする装置です。開発した素材、装置等の耐久試験を行うために必要な様々な環境・雰囲気を的確に作り出す他、一方で培養等のための安定した環境を作り出すことが可能です。

制御技術開発では、まずメンテナンス性を改善するために、制御器をその時々の状況に応じて自己調整(セルフチューニング)する機能をベースに、省エネ化のために各操作端を協調してハンドリングする新たな多変数制御技術を開発しました。開発された本制御技術では、制御の自由度を積極的に活用し、冷凍機や加熱器等の稼働率が最小になるように、それらの平衡点までも自己調整することが可能です。この結果、省エネ化だけでなく、設定値に落ち着くまでの過渡特性を改善する等の制御性能の改善にも寄与しました。

(※上記評価内容は技術開発におけるものであり、エスペック社製の本製品搭載技術について言及したものではありません。)